幼児教育のこと
ひらがなの読み書きは何歳から?0〜3歳は、文字より絵本と言葉のやりとりの時期です(港区高輪)
2026年10月20日
監修:望月 光希(ヘーグル高輪校 室長)
こんにちは、ヘーグル高輪校です。
港区高輪で0〜3歳の右脳幼児教室を運営しています。
今回の記事では「ひらがなの読み書きは何歳から始めるのか」について、やさしく解説しますね。
同じ年のお子さんが自分の名前を読めると聞いて、ひらがなの教室を探したほうがいいのかと焦っています…
国の基準で「ひらがなを読み、書く」と決まっているのは、小学校の国語のところなんですよ(^^)
小学校からなんですね。2歳のうちに練習させないと、と思い込んでいました。
ひらがなの読み書きは、0〜3歳のうちに仕上げるものと決められてはいません。
国が出している3つの基準を年齢の順にたどると、文字のあつかいが段ごとに変わります。
0歳から3歳未満、満3歳以上、小学校1・2年生。
読み書きという形で出てくるのは、いちばん最後です。
0歳から3歳未満の保育の基準に、文字という言葉は出てきません
保育所保育指針は、国が保育の中身を決めた基準です。
第2章は年齢で3つに分かれていて、0歳(乳児)、1歳以上3歳未満児、3歳以上児の順です。
0歳と1歳以上3歳未満児のところを、まるごと書き出して数えました。
文字という言葉は0回、平仮名も0回、書くという言葉も0回でした。
ねらいも内容も、2つの区分に書かれていることはぜんぶ数えています。
代わりに29回出てくるのは、言葉という語です。
絵本は5回です。
保育所保育指針は保育所のための基準で、幼児教室のための基準ではありません。
ただ、0〜3歳に国が何を置いているかはわかります。
ひらがなの読み書きが基準に出てくるのは、小学校1・2年生の国語です
小学校学習指導要領は、小学校で教えることを決めた基準です。
国語の第1学年及び第2学年のところに、平仮名及び片仮名を読み、書くと書かれています。
小学校学習指導要領の全文を数えても、平仮名という語は1か所だけでした。
ひとつ手前の満3歳以上は、幼稚園教育要領です。
領域「言葉」には、日常生活の中で、文字などで伝える楽しさを味わう、と書かれています。
内容の取扱いにも、文字に対する興味や関心をもつようにすること、とあります。
読めるようにする、書けるようにする、とは書かれていません。
幼稚園教育要領にも、平仮名という語は1度も出てきません。
幼稚園に入ってからの基準で、対象になるのは満3歳からです。
いま急ぐ理由は、国の基準からは見つかりません。
国の基準で、文字の扱いが変わる3段
保育所保育指針(平成29年厚生労働省告示第117号)・幼稚園教育要領(平成29年文部科学省告示第62号)・小学校学習指導要領(平成29年告示)の原文から。保育所と幼稚園と小学校のための基準であり、幼児教室のための基準ではない
0歳〜3歳未満
文字という言葉が出てこない
並んでいるのは言葉と絵本。保育所保育指針の乳児と1歳以上3歳未満児の区分
満3歳以上
文字などで伝える楽しさを味わう
幼稚園教育要領の領域「言葉」。文字に対する興味や関心をもつようにすること
小学校1・2年生
平仮名及び片仮名を読み、書く
小学校学習指導要領の国語、第1学年及び第2学年の知識及び技能
3段は別々の基準から取っている。0歳〜3歳未満の枠だけ、保育所保育指針の2つの区分(乳児/1歳以上3歳未満児)をまとめて1枠にした。
0〜3歳の基準に並んでいるのは、絵本と言葉のやりとりです
1歳以上3歳未満児の領域「言葉」のねらいには、絵本や物語等に親しむとともに、言葉のやり取りを通じて身近な人と気持ちを通わせる、と書かれています。
0歳のところにも絵本が出てきます。
身近な生活用具、玩具や絵本などが用意された中で、身の回りのものに対する興味や好奇心をもつ、という形です。
読み聞かせが、ひらがなの練習の代わりになるわけではありません。
2つのところから読み取れるのは、文字より前に言葉のやりとりがある、という順番です。
たとえば、絵本の同じページを何度も開きたがるとき。
先に進めずに、指さした先の名前を言葉で返すほうが、基準に並んでいる中身に近いです。
たくさんの絵本をそろえなくても大丈夫です。
いま気に入っている一冊を、くりかえし開くだけでもかまいません。
1歳以上3歳未満児の「言葉」に並んでいること
保育所保育指針(平成29年厚生労働省告示第117号)第2章「2 1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容」エ 言葉 の原文から。保育所のための基準で、幼児教室のための基準ではない
絵本や物語に親しむ
ねらいの前半。内容には絵本や紙芝居も入っている
言葉のやり取りで気持ちを通わせる
同じねらいの後半。相手として書かれているのは身近な人
日常の挨拶に応じる
内容の1つ。親しみをもって応じる形で書かれている
0歳(乳児)の区分には領域「言葉」が無く、5つの領域に分かれるのは1歳以上3歳未満児から。0歳は「身近な人と気持ちが通じ合う」の中に、言葉のやり取りを楽しむという形で書かれている。
家でのカードの見せ方はフラッシュカードは家庭でも効果ある?にまとめています。
ことばの理解の見方は1歳半の習い事は何がいい?で書きました。
ひらがなを教えないままで、本当に大丈夫なのでしょうか。
大丈夫です。お子さまが自分から文字を指さすようになったとき、読んで答えるくらいで十分ですよ(^^)
よくある質問
レッスンを休んだ回の教材はどうなりますか?+
休んだ回のテキストと配布物は、ご自宅へ郵送します。
ことばが出るのがゆっくりで、心配です。+
レッスンでは、フラッシュカードや読み聞かせで言葉をたくさん届けます。幼児部は親子同室なので、ご家庭での声のかけ方も一緒にご覧いただけます。
共働きで、家で取り組む時間があまりとれません。+
ご家庭での負担が少なくなるようカリキュラムを組んでいます。できる範囲で大丈夫です。
体験レッスンは、無料説明会とは別に申し込むのですか?+
無料説明会は体験レッスン付きで、参加は無料です。別に申し込む必要はありません。
高輪・港区で0〜3歳の幼児教室をお探しの方へ
ヘーグル高輪校は、港区高輪の0〜3歳のための右脳幼児教室です。
読み書きや計算より先に、心・忍耐力・集中力・イメージ力の4つを育てるところだと考えています。
幼児部は親子同室で、1回50分のレッスンに一緒に入っていただきます。
高輪台駅からすぐ、品川駅・五反田駅からも通えます。
0〜3歳のうちに何をしておくかは、おうちの時間の使い方で変わります。
話を聞くだけでもかまいません。
出典
こども家庭庁「保育所保育指針」(平成29年3月31日厚生労働省告示第117号)第2章 保育の内容。「1 乳児保育に関わるねらい及び内容」「2 1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容」。
https://www.cfa.go.jp/policies/hoiku
文部科学省「幼稚園教育要領」(平成29年文部科学省告示第62号)。第2章 ねらい及び内容 言葉 2 内容(10)、3 内容の取扱い(5)。
https://www.mext.go.jp/content/1384661_3_2.pdf
文部科学省「小学校学習指導要領」(平成29年告示)。第2章 第1節 国語 第2〔第1学年及び第2学年〕2 内容〔知識及び技能〕(1)ウ。
https://www.mext.go.jp/content/20230120-mxt_kyoiku02-100002604_01.pdf
記事の監修
望月 光希 もちづき みつき
ヘーグル高輪校 室長/代表講師
大人になってからヘーグル教育に出会い、ヘーグル教育の可能性に感動して幼児教育の道へ。「選択ができる子どもを育てる」を理念に、右脳と左脳の両方を伸ばす学びと「心の教育」に取り組んでいます。
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